MESSAGE
代表取締役社長
長島茂則
当社は、ENEOSグループの一員として、新しい姿のサービスステーション(SS)を運営している企業です。その使命は、次の3つの意味を持つ社名に象徴されています。
for Multi Generations
(すべての世代に愛される)
for Next Generations
(次世代に夢を与える)
Generating New Value
( ENEOSの新たな価値を創造する)
特に重要なのは、2 番目の「for NextGenerations」です。燃料油市場が縮小する中、従業員に次世代に向けた夢を与えるためには、SSに限定されない新たな事業を興していくことが不可欠だからです。
事業のベースは、ENEOSのセルフSSネットワーク、EneJetです。当社は、EneJetを最も競争力あるフォーマットとして仕上げるとともに、セブン-イレブン複合店とドトールコーヒーショップ複合店を、どの業態として見ても地域一番店というレベルに磨き上げてきました。近年はさらに、ランドリーショップ複合店、カーケア・カーリース複合店などを加えた「ライフサポート型SS」を拡充。そして2024 年3月には、1つの敷地内でドトールキッチン、ENEOSランドリー、チョコザップなど8 種のサービスを提供する「ENEOSプラットフォーム」の1号店をオープンさせました。一方で、燃料油販売に特化した効率の良いSSや、高品質サービス志向の「究極のフルサービスSS」、小型パッケージ水素ステーションの運営など、幾世代にわたって持続・成長できる事業の確立を目指しています。
実現の鍵は、事業方針としているスリースマイル、「お客様を笑顔に」「従業員を笑顔に」「地域から愛されるお店に」です。ことに「従業員の笑顔」は、すべての基本となる重要なテーマです。このため当社は、現場に裁量を託し、努力した人に報いる評価制度や、働く場所が選べる地域限定社員制度をはじめとする従業員尊重の人事給与制度を整えてきました。また、頑張ったSSで自由に使える「スマイルクーポン」に加え、お客様、従業員、地域の皆様から頂いたありがとうの数を地域貢献につなげる「スマイルマイル」を開始しました。働きやすい環境整備に努めてきた結果、パート・アルバイトから社員となり、マネージャーへ昇進する者も増えてきました。女性スタッフ比率は45%、小売業平均14.6%と言われる離職率も5%前後で推移し、スリースマイルの輪が広がってきています。これらの結果、石油需要の減少や、昨今の不安定な世界情勢にもかかわらず、2023 年度も大幅な増益を果たすことができました。
私は従業員の皆さんと、「日本一の会社になる」ことを約束しました。スリースマイルの継続および進化。風通しがよく、何でも話せるオープンな職場づくり。そしてモチベーションの高いチームづくり。これらによって、社員一人ひとりが日本一成長してほしいという意味を込めています。既に、社員やスタッフの素晴らしいチームワークで、お客様や地域の皆様の笑顔も絶えません。しっかりと収益が引き出せる基礎体力の上に、働きやすく風通しのいい社風が育っています。まさに次世代に夢を与える当社の進化と成長に、引き続きご期待ください。